【中古】 《良品》 Leica B型 (エルマー50mm F3.5 旧コンパー付) 【デッケル社製のコンパーシャッターを搭載した希少な逸品が入荷しました！】

外観状態:良品 マップ保証期間:保証なし 付属品など:付属品なし【ココがポイント！】世界初の35mmフィルム用カメラとして成功を収めた『ライカI型(A型)』の派生モデルとして、1920年代後半から1930年代初頭に掛けて製造されたモデルです。先代のライカI型が構造上苦手としていた低速シャッタースピードを実現する為、搭載したエルマーレンズにデッケル社製『Compur(コンパー)シャッター』を組み込んだ点が、本モデルの最大の特徴として挙げられます。1920年代頃、当時の写真用フィルムの感度が現代と比べて極めて低いものであった事から、光量の少ない場所での撮影にはスローシャッターの使用が不可欠だったとされる時代、ライカが採用していた布幕フォーカルプレーンシャッターは高速でのシャッター制御に実力を発揮する一方、1/20秒より遅い低速域の制御が技術的に困難という大きな課題を抱えていました。そうした事情を背景に、ライツ社が自社でスローシャッター機構を開発するまでの暫定策として、当時既に高い評価を得ていたデッケル社のレンズシャッターを導入する形で生まれたのが本モデルでした。このモデルはカメラ本体とレンズ側の2か所にシャッターを搭載していますが、シャッターチャージとフィルムの巻き上げが連動しない機構となっている為、操作方法は極めて独特なものとなっています。この独自の操作感が速写性に劣る点や、二重露光・フィルムの空送りといった撮影ミスを誘発し易い仕組みでもあった為、残念ながら短命に終わってしまった製品でもありました。これらの理由から本モデルは生産数も限られているほか、ライカの歴史における技術開発の過渡期を象徴する立ち位置、そして他のカメラには中々ないユニークなメカニカル的魅力を持つことから、現代のコレクターの間で非常に高い人気を誇っています。現存する個体が市場に現れる事は極めて稀であり、見かける機会は非常に少ないと言っても過言ではない逸品です。是非この機会をお見逃しなく！！◎点検スタッフからのコメント【外観】トップカバーに比べて、底蓋の使用感やペイント落ちが目立ちます。変形などはなく丁寧に使い込まれています。底蓋の三脚穴周辺のネジの1本が飛び出して潰れたような状態となっています。【機能面・操作】動作良好です。安心してお使い頂けます。【その他】底蓋のロックレバーがやや緩くなっています。レンズ内に白いチリのようなものが多数見受けられます。※お求めの後1ヶ月以内の初期不良はご返品可能です。#250821-n